ボジョレーヌーヴォー解禁!!!!
みなさんこんちは!!
アイザックです!
突然ですがみなさん、ボジョレーヌーヴォーを知っていますか?
ボジョレーヌーヴォーを知らない哀れな子羊の為に説明すると、ボジョレーヌーヴォーとは、フランスのボジョレー地区でその年にとれるブドウを使った新酒のことです。よくテレビで「ボジョレー解禁!」といってるのを見かけると思うのですが、それは毎年11月の第3木曜日に全世界の人が一斉にボジョレーヌーヴォーを飲み始めることを指します。
そこで僕は思ったのです。
ボジョレーヌーヴォーが飲みたい!!!!
特にワインに詳しい訳でもないですが、とにかく飲みたいと思ったのです。だってボジョレーヌーヴォーってめっちゃオシャレじゃないですか。なんかRPGのダンジョンのボスがこんな感じの名前の技を打ってきたら確実に負けそうですよね。
仮面のボス 「くらえ勇者よ!ボジョレーヌーヴォー!!!!」
勇者「ウゲエエェェエエエェエ!!!!!!」
的な。イメージ的には薔薇の能力的な。知らんけど。
そんなボジョレーヌーヴォーを飲むしかないなと思い、早速購入しました。
ヌルッ
これがあのボジョレーヌーヴォーです。
なんだか異様なオーラをまとっていますね。
これが大人の飲み物か!って感じの。
今までぬるいお子様生活を送ってきた僕には完全に美味しそうには見えません。ライフガード買っとけばよかったって思ってます。
さて、今回このワインを一緒に飲んでくれるのはこの方。
グッバイ君
このグッバイ君は、僕と一緒にこのブログを運営しているもう1人の管理人であり、小学生の頃からの幼馴染でもあります。
グッバイ君の逸話を1つ話すとしたら、雪の降った鬼のように寒い日にグッバイ君の家に遊びに行ったら、アロハシャツに半ズボンでギターを弾きながら出迎えてくれたという話があります。ガチガチに着込んで行った僕が間違いなのか?と疑問に思いましたよその時は。間違いなく合ってるのは僕のはずなのに、アロハシャツのまま雪の中にダイブしに行った時、僕の頭の中のクエスチョンマークが、大小合わせて2億を超えてました。ちなみに後日彼から送られてきたメールには「インフルなう」と書かれていました。
そんな冬に夏を着て僕の固定観念を破壊してくれるグッバイ君も、実はボジョレーヌーヴォーを飲んでみたいと思っていたらしく、今回一緒に飲むことになったのです。
very good!!!
グッバイ「早く飲もうよ待ちきれねぇズラ!」
アイザック「飲もう。全身の血液がボジョレーヌーヴォーになるまで飲もう。」
既に酔っている感じですが、別に酔ってません。それならそれで問題だと思いますが。
まあとにかく飲んでみましょう。
開けるでっ!
キュポッ!
どらどらっ香りは?
めっちゃブドウゥ
ほほぅ、やはりボジョレーヌーヴォーなだけあって香りからすでにブドウブドウしてるわけですな?こら興奮してきたズラよ?
それでは、、、
いざテイスティング!!!!
コポポッ
いいねぇ
ほんじゃまっカンパイってなっ
グビッ
うめ〜っす!
どうやらボジョレーヌーヴォーは美味だったようです。まあ、そりゃそうですよね。わざわざフランスからはるばる日本にやってきてるわけですから、そりゃ美味いですよ。てか名前がボジョレーヌーヴォーだもん。美味い名前してるもん。
しかしグッバイ君はこんなことを言い始めました。
美味いけど何かたんねんだよなぁ、、
、、なるほどなるほど。
流石は味のマイスターであるグッバイ君。彼の舌を満足させるにはやはり何か足りないようです。
フフフッこんなことはお見通し。例えボジョレーヌーヴォーであれ、通常のワインでは満足しないことなど僕にはわかりきっていたので、事前に色々用意していました!
《ボジョレーヌーヴォーには何を混ぜたら1番美味しいのか調べてみよう!!》
気が付けばこんな感じの企画を立てていました。でもみなさん気になりますよね?ただでさえ香り高いワインが、更に美味しくなるってのは興味をそそられるはずです。ならない人は今すぐびしょ濡れになってください。
さあそれではいろいろ混ぜていきましょう。
その1『ミルメーク(ココア)』
やっぱりこれだよな〜
みんな大好きミルメーク。誰もが1度は給食で飲んだことがあるだろうこの味。溶かすだけでめちゃうまココアの完成するこの魔法の粉を混ぜればもうほんとにワインが格段にレベルアップすること間違いありません。
ではさっそく
ふむふむ
グビリ
マッズ(笑顔)
グッバイ「どんな味?」
アイザック「よくわからんけど、飲んだ瞬間使い古した分度器が頭の中にでてきた。」
グッバイ「ひえぇ、、」
味は非常に形容し難いですが、不味いのは確かです。これを店で出されたら間違いなくブチ切れます。訴訟もんですマジで。
気を取り直してつぎにいきましょう。
その2『ミルメーク(イチゴ)』
先程クソマズだったミルメーク。これを混ぜたところで結果なんてほぼ見えてますが、一応やってみましょう。
サラサラっ
グッバイ「あーなるほど」
アイザック「もう不味そう」
グッバイ「では、see you」
アイザック「see you、、」
グッバイ「割といける!」
アイザック「まじすか!」
試しに僕も飲んでみたのですが、まったく飲めないということは無かったです。まあわざわざ入れて飲むような味ではなかったのは間違いないですね。たださっきのココアと比べれば全然イケます!この調子でやっていきましょう!!
その3『ターメリック(うこん)』
お次はターメリック(うこん)です。ターメリック(うこん)といえば、カレーなどに入っている香りづけや色付けに使われている調味料です。
「そういえば昨日からカレー食べたかったんだよね!!」
と言っていたグッバイ君には丁度いいアイテム。ターメリック(うんこ)をかければたちまちカレーのような香ばしい香りがワインから立ち込めてくることは必須。では早速ターメリック(うこん)をかけていきましょう。
ドババッ
は?
この顔である。
グッバイ君はしばらくこの状態を維持したまま、固まってしまいました。
こんなん飲み物じゃないですよね。色合い的にはもう外国の危ない毒の湖ですよこれ。入った瞬間皮膚が溶ける的な。焼ける的な。
しかしよく考えてみれば、別に危ないものは入ってはいないんですよね、これ。色合いがアレなだけで、身体に害を及ぼすようなものは入っていない訳ですから、正直そこまでな気もしてきます。かく言うグッバイ君も
「結局これは普通に大丈夫www」
と余裕を見せてきました。そうですよね!たかが調味料ですから余裕ですよね!ムッハッハッ!ではグッバイ君どうぞ!!
グッバイ「チョリーッス!」
グビッ
グビビビビッ
「んぐぅ!?」
「ゴホッ!ゴッホっ!!」
「ぐぎゃぁぁぬぅぐぉうぶるるるぐぅぅ!」
「アカンアカンアカンアカン!!!!」
「オエェエエエェェェェエエェエエエエエエエエエエ!!!!!!!!」
アイザック「えぇ、、大丈夫??」
グッバイ「ミスマッチ!喉が!」
その後彼はずっと喉をさすっていました。
なんか知らんけど怖いっすね。たかがワインにターメリック振っただけで人間がこんなになるなんて。軽くショックです。ですが成功もあれば失敗もあります。僕らは失敗を乗り越えてさらに前へ進まなければなりません。次行ってみましょうか。怖いけど。
その4『コショー』
次はコショーです。何だかさっきのグッバイ君を見てからというもの僕の顔から生気が完全に失われています。コショーなんて合うわけないのわかってるし。有り得ないし。こんなん絶対無理だってやるまでもないって。
まあやりますけど。
コショーを少々
おーっとっとっ
ではテイスティング
ブーーーッッ!
ひれ伏した
もうね、舌が一瞬で痺れました。息をする度にコショーの匂いが来てその後ワインの余計な香りがきてもうなんか地獄でした。
死にそうにながらも何とか飲み干した
コショー沈殿したまま
人間が生きていくために必ずそして1番必要な呼吸がこれですから、僕はあの時死んでいてもおかしくなかったと思います。面白いくらいこの展開は予想していましたが、現実はまったく笑えませんでした。事故です事故。
これ以上やるのは流石にやばい気もします。
中止にしましょうかもうこれ。
どうせ何混ぜても美味しくなんてならないし。
やめます。
その5『重曹』
まあやるんですけどね。
多くは語りません。クソです。
「ぐひっふひひ!」
「もうどーにでもなっちまえよアァん!?」
「ふひっふひひひひ、、」
「、、ひっ、、、、」
「、、、、」
色抜けた。
あんなに綺麗な紫色のワインが、光すら逃さぬ漆黒に変貌しました。
堆積している重曹が恐らくワインの赤みを全て持っていきました。重曹もこんな使われ方をしてさぞ驚いていることでしょうね。ドン引きです。
ふぅ、、
ゴクリ
ダバーー
アイザック「大丈夫か!?」
グッバイ「あんま味変わんないけど、、」
アイザック「けど?」
グッバイ「なんか無理だ。飲んではいけない気がした。すごいした。」
アイザック「oh、、」
しかしグッバイ君はこの重曹入りワインを30分かけて飲み干しました。飲んでる時にたまにグッバイ君が「あれはあそこで、、あれは母と父に、、弟にはあれくらいしかないけど、、」って急に遠くを見ながら遺品整理みたいな事を言い出していましたが、怖かったので全部聞き流しました。
さて、では最後の挑戦にいきましょう。
その6『入浴剤』
さあ最後です。
なんとあの香り高いワインに温泉気分を加えようという試みです。ワインを飲みながら温泉に入る。これつまり至福の極み。
フランスと日本の贅沢の融合ですよこれ!
口の中で温泉ができワインで満たされる。
こんな夢の様なコラボがあって良いのでしょうか。良いはずがありません。きっと幸福度が限界にまで達し、顎は砕かれ四肢は爆散するでしょう。
いや〜今までワインには決して混ぜてはいけないものばかり混ぜていましたが、これは逆の意味でまぜてはいけません!こんなの幸福死します!まあこれもさっきまで頑張っていたご褒美ですよ。みなさん許してください!
僕はヘブンへ行ってきます!
スッ
ポチャンッ
ジュワ〜〜〜〜
〜〜〜5分後〜〜〜
アイザック「えっ?何これ?」
グッバイ「ヘドロアメジスト」
まあカクテルにするとそんな名前でしょうね。
絶対に頼まないし、仮に頼んでこれを出してきたバーテンダーには46種類の関節技を決めますね。
「まっ飲んでみましょう」
!?
「これやべっ」
あっ
四肢爆散
「ゥグッ」
ピタッ
僕は体感で15分程この状態で硬直していました。味の感想はですね、てかまあ味も何もないんですけどね。飲んだ瞬間に舌が痺れ喉が焼け、胃がキュルキュル言い出しました。
アイザック「これやばい、マジで死ぬぞこれ」
それを見ていたグッバイ
グッバイ「ちょっとアイザックそれはないわ〜オーバーリアクションとんなって〜!ww」
アイザック「飲んでみ」
「こんなん余裕だって〜!」
「まずは香りを」
「ハハハハハハハハハハハ!!!!」
「くるね〜鼻腔にぃ!!!!」
「いただきっ(結構飲んだ)」
!?!?!?!?
ぐえっ
「ちょっ、、まっ」
「嘘だって」
安らかな死
僕よりも多く飲んでしまったグッバイ君は、1度死に、また現世に戻ってから死にました。
2度目のあれは最後の悪あがきでしょうか。なんかよくわかりませんけど、魚がさばかれる時最後あんな動きしてたなーって思いました。包丁刺されるとめっちゃじたばたしてから大人しくなるアレ的な。
流石にこれは最後まで飲むことは出来ませんでしたすいません。どんなきついのでも飲んでやろうと思っていたのですが、ほんとに無理でした。
流石に捨てさせて頂きます。
てか何この色。
ほんとにヘドロだったのかも知れません。
色が鮮やかなブロッコリーより緑でした。
残ったグラスですが、洗っても洗っても上澄みにあったアメジストがどうしても落ちませんでした。恐怖ですね。
下アングルで撮った写真を加工したらめっちゃ幻想的な綺麗な色になりました。
まあこれを飲んだって考えると全てが絶望ですが、気にしないことにします。
ちなみにGoogleで『入浴剤 飲む』で調べたら、ロシアで酒の代わりに入浴剤を飲んで49人が死亡したという記事がでてきました。
面白い冗談ですよねほんと。
総括して
有名なボジョレーヌーヴォーを飲んでみた感想なんですが、普通に美味しかったです!
残ったワインはチーズを買ってそれをつまみに普通に飲みましたが、最初からこれをやっておけばという気持ちが噴火してきました。
いかがでしたか?
お酒はやはり混ぜるなんてことはしないで、普通に飲んだ方が美味いという猿でもわかる結果を改めて感じました!
みなさんも是非ワインに合うものを探しみてください!
もしかしたらこれが?っていう意外性のあるものを発見できるかもしれませんよ?
僕とグッバイ君は2度とやりません。
それでは。