お酒をシャー日記!
こんにちは、アイザックです。
突然ですがみなさん、大人といえば何を思い浮かべますか?
タバコ、ギャンブル、不倫、ゲス不倫。etc.....
まあいろいろありますよね。
でもやっぱり1番に思いつくのはお酒ではないでしょうか!
20歳と共に全ての人類に許されるお酒。
20歳を超えた人でお酒を飲んだことがないって人は少ないんじゃないですかね?
そんな大人の象徴とも言うべきお酒。
でもみなさん、自分の理想のお酒の飲み方ってちゃんとしてます?
僕はまだ出来ていません。
僕の想う理想の飲み方はというとですね。
とりあえず下記画像を
まあなんていうか、つまりあれですよ。
バーでマスターに愚痴をこぼしていると、それを聞いていたちょい離れた客が気を利かせて、お酒をさりげなくシャーしてくれるやつです。(何となくわかって)
これですこれ!これを僕はやられたいわけですよ!シャーされたいんですよ!
ってことで早速夢を叶えてきます。
都合良く家の近所にオシャレなバーがオープンしたので、憧れのシャーを求め飛んでいこうと思います。楽しみだなぁ!!
翌日
見てくださいみなさん。オープンしたての超オシャレなバーに、僕の夢を叶えるためだけに存在するかのようなダンディが、もう先に飲んでいるではありませんか。この大チャンスを逃す手はないので、早速僕も店に入りたいと思います。ちょっと敷居が高くて入りづらいですけどね(^^;)
ガラガラッ
マスター空いてる〜??
オシャレなバーにさり気なく入店成功。
こういう店は雰囲気が大事ですからね。いかに大人な雰囲気と貫禄をもっているかが重要となるわけです。なめられたらそこで終わりですよほんとに。
ということで早速僕はマスターに愚痴をこぼします。
「マスターちょっと聞いてよ〜。蛍って虫いるじゃん〜?あの虫って光るから人気なわけだけど、光ってる部分はケツなわけじゃん〜?だから俺も人気者になる為に、ケツにLEDランプくっつけようかと思うんだけどどう思う?って彼女に聞いたら、死んだ方がいいって言われちゃったわけよ〜。マスターひどくないこれ〜どいひーじゃない〜これ〜〜〜。」
「うんうん、でも彼女さんも君のためを思って言ってるからこそそんな言葉が出たのかもしれないよ!ニコッ」
「マスター俺彼女いないけど。」
、、、、
「そんな日もあるじゃん〜!!」
「チクショウ!!!」
「ふ〜ん」
僕とマスターの一連のやり取りを見ていたダンディが頷く。
そして遂に物語は動く、、
「マスター!この青年にこの店で1番高い酒を!」
キタコレ。ついに来ました。やはりやってくれましたダンディさん。これだけで僕の心は鷲掴みにされてるんですけど、重要なのはここからです!
ハイハイ〜ちょっと待っててね〜
ハイよ、死ぬ程高い酒だよ〜
サンキューマスター
サンキュー常連客さん
僕に大人を教えてくれて、、
遂に憧れのシャーを体験し最高のシチュエーションでお酒が飲める!!
バッチコイやァ!オゥんラ!オゥんラ!
シャー
ピタッ
えっ?
常連客「やべ!弱すぎた!」
チクショウ!!!!!
弱すぎる、、!
届いてない、、!
「マスター!ごめ、もう一杯!あちらの青年に!」
ハイハイ〜今度は成功させなよ〜
「ったり前じゃコラ!行くぞ青年!!」
「受け取れやぁぁぁぁあぁああんん!?」
ボシュッ
ビチャ
えっ?
なにこれ?
説明がほしい、出来ればすごく詳細な。
僕の理想とはかけ離れたシャーが飛んできたし、シャーじゃなくてボシュッつったし。
え?なんなの?あの人なんなの?
せっかくシチュエーション完璧なのに最後の一番大切なとこが全然決まらないんだけど。
「マスター!この青年にこの店で1番高い酒を!」
「あれ?今までの全部無かったことにしようとしてない?」
ハイハイ〜これが最後だよ〜
「ほら行くぞ若造!!しっかり受け取れ!どっせーーせっせのせーーーい!!!!」
勢い強すぎてコップ掴めきれずに全身に酒がかかってびしょ濡れになった図
「あのぉー」
「さっきからシャーの域完全に超えてるよね?寒いし、びちゃびちゃだし。」
「あちゃぁ、、」
「まあ今度こそ成功するかもしれないし、またやってもらったら?憧れだったんでしょー?大丈夫!次はかなら」
ガタッ
「ん?」
「帰る」
「ちょっ、お客さん!?」
「帰る。絶対に帰る。」
「えっちょっそんな」
グワッ
「ひいいぃぃいん!大人なんて嫌いだあー!」
「またきてねー!!!」
「てへっ!やっちまったぜ!」
はい、いかがでしたでしょうか。
大人な事に憧れるのはいい事ですが、大人になろうとして背伸びをしすぎるとロクなことはありません。
僕はしばらくあのバーには行かないし、行ったとしてもあの人がいたら店を燃やします。
みなさんもぜひ自分の想う大人な事に挑戦してみてはいかがでしょうか。
それと、僕は風邪をひいたので病院へ行ってきます。
さようなら。